垢離場(読み)コリバ

デジタル大辞泉 「垢離場」の意味・読み・例文・類語

こり‐ば【×垢離場】

水垢離ぎょうをする場所
江戸末期、大山参りに出立する人が垢離を取った、江戸両国の隅田川べりの盛り場

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「垢離場」の意味・読み・例文・類語

こり‐ば【垢離場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 垢離の行をする場所。垢離取場。
    1. [初出の実例]「妹そねむあねや貧しき〈其角〉 垢離場より導者告くる人の縁〈渓石〉」(出典:俳諧・花摘(1690)下)
  3. 江戸末期、大山参りの人々が、その出立に先立って、垢離を取ったところからできた江戸両国の隅田川べりの遊び場。
    1. [初出の実例]「そもや二人が馴初めは、垢離場(コリバ)河岸を跡に見て」(出典:歌舞伎・歳市廓討入(1863))

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