垣ノ島B遺跡(読み)かきのしまびーいせき

日本歴史地名大系 「垣ノ島B遺跡」の解説

垣ノ島B遺跡
かきのしまびーいせき

[現在地名]茅部郡南茅部町字臼尻

内浦湾に流入する垣ノ島川の右岸に形成された、標高四七―五〇メートルの海岸段丘上に位置する縄文時代早期を中心とした集落跡。平成一二年(二〇〇〇)に発掘調査を実施した。早期の遺物包含層は約五八〇〇年前に降灰したこまヶ岳起源の火山灰の下にあり、確認された遺構は竪穴住居跡五軒と土坑一六二基である。住居の構築された時期は早期前半ですべて貝殻文系土器の物見台式に相当する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む