城介(読み)じょうのすけ

精選版 日本国語大辞典 「城介」の意味・読み・例文・類語

じょう‐の‐すけジャウ‥【城介】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あきたじょうのすけ(秋田城介)」の略 ) 平安時代以来の職制一つ出羽蝦夷を経略するために置かれた秋田城責任者。はじめ秋田城司があったが、平安中期頃に出羽介が兼任するようになって、秋田城介と呼ばれた。平安後期以後は空職化し、鎌倉以降武門の名誉職として、織豊時代まで続いた。出羽城介。
    1. [初出の実例]「兄の城介義景、その日のけいめいして候けるが」(出典:徒然草(1331頃)一八四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android