日本歴史地名大系 「城原川」の解説 城原川じようばるがわ 佐賀県:神埼郡城原川背振(せふり)山地に源を発する流れの速い河川。田手(たで)川の西を流れる。本流一八キロ、筑後川に注ぐ。神埼川ともいう。天保五年(一八三四)の「疏導要書」には<資料は省略されています>とある。神埼町の仁比山(にいやま)付近では、川の流れを利用した水車製粉が昭和初年頃まで盛んであり、神埼素麺はこの川の製粉業により成立した。現脊振村の広滝(ひろたき)には明治四一年(一九〇八)佐賀県で最初に設立された水力発電所がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報