蛭牟田村(読み)ひるむたむら

日本歴史地名大系 「蛭牟田村」の解説

蛭牟田村
ひるむたむら

[現在地名]千代田町大字嘉納かのう

城原じようばる川東岸沿いの一帯。長崎街道の東方にあたる。

慶長絵図の本告もとおり郷と蒲田かまた郷の中間に「用作」とあり、この北に「蛭牟田」と記されている。万延元年(一八六〇)改の郷村帳によれば村名の異称として「嘉納」とあり、明治初めの村名となった。建武二年(一三三五)六月日の東妙・妙法両寺寺領坪付注文写(東妙寺文書)には「賀崎郷加納」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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