城木場村(読み)じようのこばむら

日本歴史地名大系 「城木場村」の解説

城木場村
じようのこばむら

[現在地名]五和町城木場

荒河内あらがわち村の南に位置し、北方二江ふたえ港に流れ込む内野うちの川上流域の村。字南風之元はえのもとしろとよばれる丘陵地があり、志岐氏の一族硴久氏の居城とされる城木場城跡が残る。慶安四年(一六五一)の肥後国大道小道等調帳(県立図書館蔵)に「城木場古城 山城曲輪弐百五拾間」とある。丘陵地には四ヵ所の平坦地があり、南西側に堀切が残る。また中世西光さいこう院跡に五輪塔が残る。

正保郷帳に村名がみえ、高三三〇石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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