城濮の戦い(読み)じょうぼくのたたかい(英語表記)Cheng-pu; Ch`êng-p`u

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「城濮の戦い」の意味・わかりやすい解説

城濮の戦い
じょうぼくのたたかい
Cheng-pu; Ch`êng-p`u

中国の春秋時代盟主とする連合軍を中心とする連合軍を破った戦い。前6世紀後半,楚は中原に圧迫を加え,陳,蔡などを支配下おき,宋を攻撃した。そこで晋の文公は宋,秦,斉の連合軍を率い,文公5 (前 632) 年に衛の城濮 (河南省) で戦い,大勝して楚を撃退した。文公はこの戦いののち,践土 (せんど) の会を開き,覇者となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android