堀替新村(読み)ほりかえしんむら

日本歴史地名大系 「堀替新村」の解説

堀替新村
ほりかえしんむら

[現在地名]羽咋市堀替新町

本江ほんごう村の北、邑知おうち潟の南の低平地に立地。中央を飯山いのやま川が北流し同潟に注ぐ。寛文元年(一六六一)杉野屋すぎのや(現志雄町)吉野彦助飯山川縁辺を掘替え、新開して堀替新村の称を得て村立てしたというが(明治神社明細帳)、同二年の村立てとも(能登志徴)、同五年の村立てともいう(堀替新区有文書)。杉野屋組巨細帳(酒井文書)によると、寛文二年の新開高四〇石、延宝八年(一六八〇)から元禄二年(一六八九)までの新開高一五六石余、元禄五年から同一二年までの新開高三二石余、享保二年(一七一七)から同五年までの新開高六八石余。新開のうち四〇石は延宝元年に御救小屋住いの里子四軒により開かれ、現在も里子四〇石開と称する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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