20世紀日本人名事典 「堀越善重郎」の解説
堀越 善重郎
ホリコシ ゼンジュウロウ
明治〜昭和期の実業家
- 生年
- 文久3年5月3日(1863年)
- 没年
- 昭和11(1936)年4月24日
- 出生地
- 下野国足利郡三重村(栃木県足利市)
- 学歴〔年〕
- 東京商法講習所〔明治16年〕
- 経歴
- 堀越好三の五男に生まれ、足利の川島長十郎、木村半兵衛の援助で東京商法講習所に学ぶ。明治17年木村の援助で渡米、ニューヨークのメーソン商会に入社し足利の羽二重絹織物を輸入する。18年日本支店支配人となり日米貿易の拡大に貢献。26年渋沢栄一、中上川彦次郎、益田孝らの後援を得て堀越商会を創立、ロンドン、パリ、ニューヨークなどに支店を設け大貿易商に。昭和11年の渡米は太平洋横断80回を数え“太平洋上の絹の橋”を架けたと評価された。同年ニューヨークで病死。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報