支店(読み)シテン

精選版 日本国語大辞典 「支店」の意味・読み・例文・類語

し‐てん【支店】

  1. 〘 名詞 〙 本店から分かれて、離れた場所につくられた店。でみせ。分店。子店。
    1. [初出の実例]「曰く鳴駒屋、曰く辨天屋、皆支店(〈注〉デミセ)を横港に出して」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「支店」の意味・わかりやすい解説

支店
してん
branch office

商人が 1個の営業について数個の営業所をもつ場合,主となる営業所である本店に従って,その指揮命令を受ける営業所。厳密には会社法の支店登記(930条1項,2項〈支店の所在地における登記事項を簡素化〉)をすませたものをいうが,現実には登記の有無はあまり問題ではない。本店に従属してはいるが,一定の範囲内で営業活動の場所的中心となる存在を有する。その点で,単なる出張所や売店などと異なる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の支店の言及

【営業】より

…また,ある程度の継続性が必要であるから,一時的な売店や移動的な夜店は含まれない。1個の営業につき数個の営業所を有することができるが,その場合,主従関係により本店と支店に区別される。営業所は債務の履行場所または裁判管轄等を定める基準となる(商法516条,民事訴訟法4条)。…

【本店・支店】より

…商人の営業活動の中心たる場所である営業所のうち,全営業の統轄的役割を果たす営業所が本店であり,独立して営業所たる要件を満たすが基本的には本店の指揮に従属している営業所が支店である。それぞれの営業所が本店あるいは支店にあたるか否かは,上記の実質的基準に従って判断され,本店・支店とも,本店・支店という名称を付す必要はなく,たとえば支社,営業所,出張所,などの名称を持っていても,営業所の実態が備わっていれば法律上の支店になる。…

※「支店」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む