堪輿(読み)かんよ

精選版 日本国語大辞典 「堪輿」の意味・読み・例文・類語

かん‐よ【堪輿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「堪」は天の道、「輿」は地の道の意 )
  2. あめつち天地
    1. [初出の実例]「堪輿 カンヨ」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕
  3. 天子。〔新撰字解(1872)〕

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普及版 字通 「堪輿」の読み・字形・画数・意味

【堪輿】かんよ・たんよ

天地。〔淮南子、天文訓〕北斗に雌雄り。~雄は左行し、雌は右行す。~堪輿徐(しづ)かに行(めぐ)り、雄はを以て雌を知る。

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世界大百科事典(旧版)内の堪輿の言及

【風水説】より

…中国で秦・漢時代から伝承されてきた術数の一派。堪輿,地理,青烏などの別称がある。その原理は,人間に及ぼす地気の作用を信じ,山脈,丘陵,水流などの地勢を観察して,さらに陰陽五行や方位(青竜=東,朱雀=南,白虎=西,玄武=北)をも考え合わせ,その最も吉相と見られる地を選んで,これに都城,住居,墳墓をつくらせる地相学,宅相学,墓相学で,生人の住居の場合を陽宅,墓地の場合を陰宅とよぶ。…

※「堪輿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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