(読み)カン

デジタル大辞泉の解説

かん【堪】[漢字項目]

常用漢字] [音]カン(漢) タン(慣) [訓]たえる こらえる たまる
たえる。こらえる。「堪忍
すぐれている。「堪能(かんのう)不堪
[補説]「堪能(たんのう)」は「足んぬ」の音変化で「堪能」は当て字。
[名のり]たえ

たん【堪】[漢字項目]

かん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

こた・う こたふ【堪】

〘自ハ下二〙 ⇒こたえる(堪)

こたえ こたへ【堪】

〘名〙 (動詞「こたえる(堪)」の連用形の名詞化) 耐えること。こらえること。こらえ。
※人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)初「行き逢ふはづみ突き当り〈略〉只の処女(むすめ)のお袖が身は、耐(コタヘ)なければよろめきつつ」

こた・える こたへる【堪】

〘自ア下一(ハ下一)〙 こた・ふ 〘自ハ下二〙
① 耐える。こらえる。耐えしのぶ。我慢する。もちこたえる。こたゆ。
※三河物語(1626頃)二「城寄出て禦(ふせぎたたかう)と云供、何かは以、こたゑべき」
② 耐え続ける。保つ。持続する。
太閤記(1625)七「大像之仏をば木像にし、漆膠にてぬり立候へば、百年はこたへ侍由なりければ」

こた・ゆ【堪】

〘自ヤ下二〙 (ハ行下二段活用の「こたふ」とともに、室町ごろから用いられた語。多く終止形は「こたゆる」の形をとる) =こたえる(堪)〔文明本節用集(室町中)〕
※俳諧・枯尾花(1694)下「骨肉にこたゆるけふのしぐれ哉〈楚舟〉」

こら・う こらふ【堪】

〘他ハ下二〙 ⇒こらえる(堪)

こら・ゆ【堪】

〘他ヤ下二〙 (ハ行下二段活用の「こらふ」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多く終止形は「こらゆる」の形をとる) =こらえる(堪)〔黒本本節用集(室町)〕
※虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初)「今までようしゃをしていれども、もはやこらゆる事がならぬ」

た・ゆ【堪】

〘自ヤ下二〙 (ハ行下二段動詞「たふ(堪)」から転じて中世頃から用いられた語) =たえる(堪)
発心集(1216頃か)三「大方人の当りは、けがらはしくくさくて、たゆべくもあらねば」

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