塔の越経塚(読み)とうのこしきようづか

日本歴史地名大系 「塔の越経塚」の解説

塔の越経塚
とうのこしきようづか

[現在地名]双葉町下今井

JR中央本線塩崎しおざき駅から東へ約五〇〇メートルの台地(標高三六〇メートル)の山林中の南西斜面にある中世の経塚。円形の塚は破壊されているが、径三メートル、高さは斜面の低いほうで一・五メートル、高いほうで五〇センチほどで、その上を二〇―五〇センチの石が葺かれていたと推定されている。出土品は経筒二・銭貨一三五など。経筒は二点とも小型で銅板製鍍金である。永禄四年(一五六一)在銘の経筒は円筒形で、高さ一〇センチである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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