塚本町(読み)つかもとちよう

日本歴史地名大系 「塚本町」の解説

塚本町
つかもとちよう

[現在地名]中区さかい町一丁目・本川ほんかわ町一丁目

山陽道の通る猫屋ねこや(本川橋)西詰付近とそこより北に延びる通りを町域とする。北は鍛冶屋かじや町まで、南は西土手にしどて町に続き、西は堺町一丁目。広瀬組に属した。元和五年広島城下絵図には南北の通りに町間数一町五間、山陽道沿いに四八間とあり、寛永二年広島町数家数改め(済美録)には「つか本町」として本家四六軒・借家九二軒とある。太田おおた川の本流左岸で舟運の要地として、また山陽道沿いの町として早くから町屋が設けられ商業が盛んであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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