朝日日本歴史人物事典 「塩塚ルイス」の解説
塩塚ルイス
生年:天正5(1577)
江戸初期のキリシタン殉教者。長崎生まれ。天正15(1587)年有馬のセミナリオに入り,慶長12(1607)年イエズス会に入会しイルマン(修道会員)となった。長崎のコレジョでは絵師,弦楽器奏者,聖歌隊指揮者を務めた。元和1(1615)年同会から除名されマニラに渡った。寛永13(1636)年日本へ向かうドミニコ会士に同行し,その途中捕らえられ,長崎で殉教した。<参考文献>H.チースリク『キリシタン時代の邦人司祭』
(岸野久)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報