デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塩屋九郎右衛門」の解説
塩屋九郎右衛門(初代) しおや-くろうえもん
寛永3年(1626)から大坂道頓堀(どうとんぼり)で女歌舞伎を,6年に女芸が禁止されたのちは若衆歌舞伎を興行。のち4代大坂太左衛門らとともに名代(興行権)をゆるされ,寛文元年道頓堀九郎右衛門町の中の芝居(中座)で興行し,大芝居の櫓主(やぐらぬし)となる。
塩屋九郎右衛門(2代) しおや-くろうえもん
初代塩屋九郎右衛門の子。寛永年間(1624-44)父とともに大坂で女歌舞伎,若衆歌舞伎を興行。のち父の跡をついで中の芝居(中座)の名代となった。前名は九左衛門。