日本歴史地名大系 「塩柏村」の解説 塩柏村しおがしわむら 大分県:大野郡野津町塩柏村[現在地名]野津町八里合(はちりごう) 塩柏花原(はなばる)村の南東、北西流する臼杵(うすき)川西岸にある。天正六年(一五七八)日向伊東氏との確執を陳弁するために豊後へ遣わされた日向土持氏の使僧は、大友氏のもとから逃亡し、「野津塩」において殺害された(大友家文書録)。この「野津塩」を塩柏と推定する説がある。慶長二年(一五九七)の野津院検地帳写(渡辺家文書)には塩柏村が城崎(じようざき)村など三ヵ村分と一括された一冊が含まれ、村位は下。同一一年の惣御高頭御帳に村名がみえ、高一八石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by