塩田順庵(読み)しおだ じゅんあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塩田順庵」の解説

塩田順庵 しおだ-じゅんあん

1805-1871 江戸後期-明治時代の医師。
文化2年生まれ。増島蘭園儒学をまなび,幕府の外班直医となる。ペリー来航後,海防を研究し「海防彙議(いぎ)」を編集する。安政3年(1856)幕命により箱館にわたり,箱館医学所や学校をひらく。文久2年江戸にかえり,幕府の医学教諭となった。明治4年2月7日死去。67歳。加賀(石川県)出身本姓は宮河。名は泰。号は松園。著作に「蝦夷(えぞ)の枝折」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android