塩目(読み)シオメ

精選版 日本国語大辞典 「塩目」の意味・読み・例文・類語

しお‐めしほ‥【塩目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 塩の分量。塩かげん。〔料理物語(1643)〕
  3. ( 主として「塩目よし」の形で用いられて ) 人の品位度合をいう。人柄。品格。
    1. [初出の実例]「折しもばかまになかうどが、あはせばをりもしほめよき」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)中)

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