塩鉄使(読み)えんてつし(その他表記)yan-tie-shi; yen-t`ieh-shih

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「塩鉄使」の意味・わかりやすい解説

塩鉄使
えんてつし
yan-tie-shi; yen-t`ieh-shih

中国,唐・宋時代に塩の専売を司った財務官。8世紀中葉,安史の乱ののち財政危機を救うため塩池塩井掌管,海塩の専売が急速に実施され,第五 琦,次いで劉晏がこれを管理した。その後戸部度支,塩鉄の三司が財務官庁の中枢として活動するようになり,五代から宋にかけて合体して三司使がおかれるようになった。元豊 (1078~85) の官制改革以後,塩鉄使は廃され,塩の専売は宰相所管となる。

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世界大百科事典(旧版)内の塩鉄使の言及

【三司】より

…(3)唐代中期以後,五代をへて北宋にいたる時期には財政を扱う塩鉄,度支,戸部を三司とよんだ。唐は安史の乱以後,府兵制の崩壊などの理由により国家財政が膨張し,それに対応するために設置された,専売事務担当の塩鉄使と,財賦の調達と出納を担当した度支使という使職は,戸部曹の長である判戸部とともに天下の財利を分担し,合わせて三司とよばれた。五代に入り,これら三司の総責任者を三司使とよぶに至り,宋代に継承された。…

※「塩鉄使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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