塩類化作用(読み)えんるいかさよう(その他表記)salinization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「塩類化作用」の意味・わかりやすい解説

塩類化作用
えんるいかさよう
salinization

乾燥地域内の局地的凹地で起る土壌生成作用の一つ。排水不良のため集水した地下水表面から,多量のナトリウム塩,カルシウム塩などを含んだ水が毛細管現象で上昇し,表層付近に塩化ナトリウム硫酸ナトリウム炭酸カルシウム硫酸カルシウムなどの塩類を集積させる作用をいう。土壌の反応はアルカリ性傾き,特にナトリウム塩類の集積が激しい内陸盆地の土壌では植物の生育をほとんど不可能にしている。塩類化作用が地下水面低下などによって衰えるとアルカリ化作用がこれに続いて起る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む