取捨(読み)シュシャ

デジタル大辞泉 「取捨」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐しゃ【取捨/取舎】

[名](スル)取り上げて用いることと、捨てて用いないこと。必要なものを選んで不要なものを捨てること。「材料を―する」
[類語]選ぶふる選択選定選考選別セレクトピックアップより分けるすぐる選び出す選び取る選り出す選出する取捨選択二者択一選り取り見取り抽出

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精選版 日本国語大辞典 「取捨」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐しゃ【取捨・取舎】

  1. 〘 名詞 〙 取ることと捨てること。よいものを取って用いることと悪いものを捨てて用いないこと。
    1. [初出の実例]「臣謹与従五位上行式部少輔兼阿波守臣菅原朝臣清公〈略〉等、各相平論、甄取舎」(出典文華秀麗集(818)序)
    2. 「取るべきはとり捨つべきはすつ、本より耳目の公道ならんには、取捨に一字の私なく」(出典:俳諧・俳諧古今抄(1730)上)
    3. [その他の文献]〔班固‐答賓戯〕

とり‐すて【取捨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 取って捨てること。取り去ること。取りのぞくこと。
    1. [初出の実例]「取すてにする浦の貝から 中将棊和歌吹上にさしかかり〈喜察〉」(出典:俳諧・物種集(1678))
  3. 江戸時代の処刑方法の一つで、死刑になったものの死体を葬らせないこと。江戸では死体を俵に入れて本所回向院の千住の寮に埋めた。
    1. [初出の実例]「御仕置仕形之事〈略〉首を刎、死骸取捨」(出典:徳川禁令考‐後集・第四・巻三五・寛保元年(1741)一二月)

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普及版 字通 「取捨」の読み・字形・画数・意味

【取捨】しゆしや

取舎。

字通「取」の項目を見る

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