境林村(読み)さかいばやしむら

日本歴史地名大系 「境林村」の解説

境林村
さかいばやしむら

[現在地名]矢板市境林

川崎反町かわさきそりまち村の南、うち川右岸に位置する。会津中街道が南北に抜け、三五里の一里塚がある。宇都宮氏旧臣姓名書に境林村の大桶直十郎がみえる。近世は初め宇都宮藩領、寛延二年(一七四九)下総佐倉藩領、安永三年(一七七四)再び宇都宮藩領となり幕末に至る。慶安郷帳では高三一五石余、田方二一三石余・畑方一〇一石余。嘉永五年(一八五二)の反別取調帳(漆原長四郎文書)では田方二二町五反余・畑方三〇町五反余。正徳年間(一七一一―一六)の宇都宮領村々諸割物高付覚帳(五月女久五文書)によると、藩に材木・炭・薪・茅を納める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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