20世紀日本人名事典 「境野黄洋」の解説
境野 黄洋
サカイノ コウヨウ
明治〜昭和期の仏教史学者,新仏教運動家 東洋大学学長;駒沢大学教授。
- 生年
- 明治4年8月12日(1871年)
- 没年
- 昭和8(1933)年11月11日
- 出生地
- 仙台県名取郡境野村(現・宮城県仙台市)
- 本名
- 境野 哲
- 学歴〔年〕
- 哲学館(現・東洋大学)〔明治25年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(駒沢大学)〔昭和5年〕
- 経歴
- 明治32年哲学館講師となり、45年東洋大学教授。この前後に豊山大学、日蓮宗大学、曹洞宗大学などで仏教史を講じ、一時東京朝日新聞記者を兼ねた。大正7年東洋大学学長に就任、12年これを辞して、15年駒沢大学教授となる。この間「仏教史林」の編集、「仏教」の主筆として活躍。明治33年仏教清徒同志会に参画、「新仏教」の編集にあたり、新仏教運動を推進した。著書に「日本仏教史要」「支那仏教史綱」「聖徳太子伝」「戒律の研究」など多数あり、仏教史学の基礎を固めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報