墓料遺跡
ぼりよういせき
[現在地名]会津若松市一箕町八幡 墓料
不動川南岸に形成された標高二四六メートルの古扇状地上に立地する。昭和四六年(一九七一)弥生土器が一括して出土し、弥生時代の再葬墓の遺跡であることが知られた。同四九年調査が行われ、一〇〇個体以上の弥生土器が発掘され、なかでも木葉文の土器片は畿内前期に比定される。さらに同五四年の調査で約四〇点の土器が出土し、東海地方の条痕文土器片が弥生の壺の中に内蔵して出土し、これら重要な発見で学会の注目を集めた。昭和五五年・同五七年範囲確認調査が実施された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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