増村紀一郎(読み)ますむら きいちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「増村紀一郎」の解説

増村紀一郎 ますむら-きいちろう

1941- 昭和後期-平成時代の漆芸家。
昭和16年12月1日生まれ。父の増村益城乾漆(かんしつ),縄胎(じょうたい)などの伝統的な髹漆(きゅうしつ)技能をまなぶ。昭和44年日本伝統工芸展初入選。48年日本工芸会正会員。54年「朱塗提盤(しゅぬりさげばん)」で日本伝統工芸展日本工芸会会長賞。平成9年東京芸大教授。同年正倉院宝物「御袈裟箱(おんけさのはこ)第1号」の復元模造にあたった。日本工芸会常任理事,同会漆芸部会長。20年人間国宝。東京出身。東京芸大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android