墨付き(読み)スミツキ

デジタル大辞泉 「墨付き」の意味・読み・例文・類語

すみ‐つき【墨付き】

筆跡の墨の付きぐあい。筆のあと。筆跡。「墨付きも濃いりっぱな書」
写本で、実際に文字の書かれている紙。「墨付き三〇丁」
中世近世幕府諸大名が書き判を墨書きして下付した文書判物はんもつ。→御墨おすみ付き
顔色機嫌
「国からは便りはなし、和尚の―は悪し」〈鳩翁道話・二〉
口上こうじょう
「互ひに味な―を」〈浄・妹背山

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android