墨染めの袖(読み)スミゾメノソデ

デジタル大辞泉 「墨染めの袖」の意味・読み・例文・類語

すみぞめ‐の‐そで【墨染めの袖】

墨染め衣の袖。また、僧衣喪服
「おほけなく浮世の民におほふかな我が立つそまに―」〈千載・雑中〉

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精選版 日本国語大辞典 「墨染めの袖」の意味・読み・例文・類語

すみぞめ【墨染】 の 袖(そで)

  1. 墨染め衣の袖。転じて、出家の身。僧侶
    1. [初出の実例]「したつえにさかずしもあらじささがにのいかでかをしむすみそめのそて」(出典:長能集(1009頃))
    2. 「後生ねがひの番左衛門はいつしか墨染(スミソメ)の袖(ソテ)となり」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)

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