墳墓発掘罪(読み)フンボハックツザイ

大辞林 第三版の解説

ふんぼはっくつざい【墳墓発掘罪】

墳墓の覆土を除去し、または墓石等を破壊・解体して、墳墓を破壊する犯罪。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

墳墓発掘罪
ふんぼはっくつざい

墳墓を発掘した者は2年以下の懲役に処せられる(刑法189条)。本罪は、社会法益の一種としての宗教的風俗または宗教感情に対する罪である。「墳墓」とは人の死体、遺骨、遺髪などを埋葬した場所であるから、人の死体などが埋葬されていない墓標・墓石などはこれにあたらない。また本罪の保護法益との関連で、宗教的意味を失った古墳などは墳墓にはあたらない。「発掘」とは、墳墓の覆土を除去したり、墓石などを破壊・撤去することをいう。ただ、発掘といっても、死体など蔵置した物を外部に露出させたり、取り出したりする必要はない。[名和鐵郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

医療過誤

診療過誤ともいい,医療行為一般の誤りをさす。医学知識の不足,医療技術の未熟,診療行為の全体としての疎漏さ,不適切な薬剤や医療器具の使用などが原因となる。具体的には誤診,診断の遅延,手術過誤,注射事故,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android