声体寺(読み)しようたいじ

日本歴史地名大系 「声体寺」の解説

声体寺
しようたいじ

[現在地名]秋田市保戸野鉄砲町

旧寺町の北端にあり、時宗、清浄山と号す。本尊阿弥陀如来。

「六郡総諸寺院由緒」(県立秋田図書館蔵)ならびに佐竹家中総系図に、開基藤沢(現神奈川県)清浄光せいじようこう寺三二代遊行他阿普光とある。普光は姓は佐竹氏、一四代義人の四男義森の子小野義高に出自するという。その縁で常陸に在住。慶長一五年(一六一〇)に普山は甥の義山を秋田に遣わし、義重・義宣父子の安否を伺わせた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android