壱岐鬼凧(読み)いきおんだこ(いしゅうおんだこ)

事典 日本の地域ブランド・名産品 「壱岐鬼凧」の解説

壱岐鬼凧(壱州鬼凧)[人形・玩具]
いきおんだこ(いしゅうおんだこ)

九州・沖縄地方、長崎県地域ブランド。
壱岐市で製作されている。壱岐には百合若大臣による鬼退治の伝説がある。その伝説とは、百合若大臣悪事を重ねた鬼の大将の首を斬ったところ、その首は天高く舞い上がり、再び舞いおりてきて百合若大臣の兜に噛みつき、そのまま果ててしまったというもの。伝説そのままに鬼が兜に食らいついた姿を描いた凧が、壱岐鬼凧である。凧をあげると、うなる音が鳴り響く。長崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「壱岐鬼凧」の解説

壱岐鬼凧

長崎県、壱岐地方の郷土玩具。地域の伝説である百合若大臣の鬼退治の場面をかたどった凧。揚げると唸り音がする。「壱州鬼凧(いしゅうおんだこ)」ともいう。

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