売女(読み)バイタ

デジタル大辞泉 「売女」の意味・読み・例文・類語

ばいた【売女】

売春婦。また、それをののしっていう語。
身持ちの悪い女をののしっていう語。

ばい‐じょ〔‐ヂヨ〕【売女】

売春婦。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「売女」の意味・読み・例文・類語

ばいた【売女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 淫売婦。女郎。また、それをののしっていう語。
    1. [初出の実例]「今度下谷新町はいた御改に付て、はいた隠置候と相見え候間」(出典:御触書寛保集成‐四六・慶安二年(1649)九月)
    2. 「あの揚巻といふ売女(バイタ)めは」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))
  3. 女性を卑しめののしっていう語。特に不貞な女性に対していう。

ばい‐じょ‥ヂョ【売女】

  1. 〘 名詞 〙ばいしゅんふ(売春婦)
    1. [初出の実例]「岡場所の土娼(バイジョ)共に大造(たいさう)なる客を付けて」(出典:滑稽本・風来六部集(1780)里のをだ巻評)

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