変異原物質(読み)ヘンイゲンブッシツ

化学辞典 第2版 「変異原物質」の解説

変異原物質
ヘンイゲンブッシツ
mutagen

突然変異誘発作用を有する化学物質語源muto(change) + -gen (producing).直接または間接的にDNA塩基配列変化を起こすことにより突然変異を誘発する.アルキル化剤,アクリジン色素,ニトロソグアニジンベンゾ[a]ピレンなどが代表例.[別用語参照]突然変異誘起因子

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の変異原物質の言及

【突然変異原】より

…生物に突然変異を誘発する要因をいい,それが物質の場合は突然変異原物質あるいは単に変異原物質という。これら突然変異原は,催奇形性や癌原性をももつことが多い。…

※「変異原物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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