変閃緑岩(読み)へんせんりょくがん(その他表記)epidiorite

岩石学辞典 「変閃緑岩」の解説

変閃緑岩

閃緑岩は,輝石が角閃石変質した閃緑岩にギュンベルが最初につけた名称であったが[Gümbel : 1874],現在では,広域変成作用の影響で輝石が角閃石に変質し他の部分が再結晶したドレライト質または玄武岩質の岩石に用いられる.変輝緑岩(epidiabase)と同義に使用される.ギュンベルはepiという接頭語を変質を示す意味で導入したが,この場合に他の岩石(ドレライト)が変質作用で形成された鉱物組成類似の岩石(閃緑岩)にepiをつけてしまったので,このepidioriteは誤った使用法である.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む