夏出村(読み)なついでむら

日本歴史地名大系 「夏出村」の解説

夏出村
なついでむら

[現在地名]郡山市逢瀬町夏出おうせまちなついで

河内こうず村の北、阿武隈川支流藤田ふじた川上流の山間に立地。地名は田地開拓のため浅香あさか沼を切落した際、夏の日照りで最初に乾き開けたことに由来するという(相生集)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に夏出とみえ、高一一四石余、杉山善兵衛の知行地。享保二一年(一七三六)の村大概帳(郡山市史)によれば、家数二九、人数男六五・女五四、馬二八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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