夏目鏡子(読み)なつめ きょうこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「夏目鏡子」の解説

夏目鏡子 なつめ-きょうこ

1877-1963 明治-昭和時代,夏目漱石(そうせき)の妻。
明治10年7月21日生まれ。29年結婚,2男5女を生む。夫の気持ちに頓着しない悪妻との評もあるが,太っ腹な一面を発揮して家事を切り盛りし,門下の人々をもてなした。昭和3年娘婿松岡譲(ゆずる)の筆記による「漱石の思ひ出」を刊行。昭和38年4月18日死去。85歳。広島県出身。旧姓中根。戸籍名はキヨ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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