夏季、高温多湿が原因で体が疲れやすく元気がなくなったり、食欲がなくなりやせてきたりする現象で、日本特有のものである。日本の夏はとくに高温多湿であるため汗をかきやすく、水分を多くとって塩分が不足し、だるくて疲労しやすくなる。また水分や冷たいものばかりとるために消化機能が低下し、食欲がなくなってあっさりしたものばかり食べるためにカロリーや栄養が不足してくる。さらに熱帯夜による睡眠不足も影響する。こうした原因が重なり合って夏負けとなるわけで、予防としては、十分に休養をとって睡眠不足を補い、水分の摂取を控え、栄養のある食事をすることが望まれる。土用の丑(うし)の日にウナギを食べる習慣も、夏負け予防の一つの生活の知恵ともいえるわけで、ビタミン剤の内服や塩分の補給が必要な場合もある。なお、夏ばてというのは慢性の高温障害で、慢性熱中症、熱消耗、熱衰弱などと同義語である。
[柳下徳雄]
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...