夏季、高温多湿が原因で体が疲れやすく元気がなくなったり、食欲がなくなりやせてきたりする現象で、日本特有のものである。日本の夏はとくに高温多湿であるため汗をかきやすく、水分を多くとって塩分が不足し、だるくて疲労しやすくなる。また水分や冷たいものばかりとるために消化機能が低下し、食欲がなくなってあっさりしたものばかり食べるためにカロリーや栄養が不足してくる。さらに熱帯夜による睡眠不足も影響する。こうした原因が重なり合って夏負けとなるわけで、予防としては、十分に休養をとって睡眠不足を補い、水分の摂取を控え、栄養のある食事をすることが望まれる。土用の丑(うし)の日にウナギを食べる習慣も、夏負け予防の一つの生活の知恵ともいえるわけで、ビタミン剤の内服や塩分の補給が必要な場合もある。なお、夏ばてというのは慢性の高温障害で、慢性熱中症、熱消耗、熱衰弱などと同義語である。
[柳下徳雄]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新