夏越し(読み)ナゴシ

精選版 日本国語大辞典 「夏越し」の意味・読み・例文・類語

な‐ごし【夏越・名越】

  1. 〘 名詞 〙 ( 和(なごし)の意で、邪神をはらいなごむ意〔八雲御抄‐三〕とも、あるいは名越しで夏の名を越して相克の災を攘(はら)う意〔下学集〕ともいう ) 「なごし(夏越)の祓え」の略。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「みな月のなこしはらふるかみのごと水の心はなきやしぬらむ」(出典:忠見集(960頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android