夏越の祓え(読み)なごしのはらえ

精選版 日本国語大辞典 「夏越の祓え」の意味・読み・例文・類語

なごし【夏越】 の 祓(はら)

  1. 毎年六月晦日に、宮中および各神社で行なわれる祓えの行事。上古から行なわれた民俗信仰に基づく年中行事の一つで、浅茅(あさじ)輪形を作り、参詣人にくぐらせ、茅麻の幣で身を祓い清めたり、また、撫物(なでもの)という人形(ひとがた)を作り、身体を撫でたのを川原に持ち出して、水辺斎串(いぐし)を立て、祝詞をとなえて祓えを行なったりする。夏越の祓い。夏越のみそぎ。水無月祓え。夏祓え。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「けふはなほのらじとぞおもふかはふねになごしのはらへとももこそとけ」(出典:能宣集(984‐991)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む