夏足袋(読み)ナツタビ

デジタル大辞泉 「夏足袋」の意味・読み・例文・類語

なつ‐たび【夏足袋】

夏にはく薄地足袋。底を薄地の木綿にすることが多い。 夏》「畳踏む―はゆる鏡かな/青畝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夏足袋」の意味・読み・例文・類語

なつ‐たび【夏足袋】

  1. 〘 名詞 〙 夏にはく、薄地の足袋。江戸時代には、夏にはく白足袋をいい、参殿または登城の際にこれを着用することは、士格以上の老齢者に特免されたが、中期頃までは許可なくして用いることはできなかった。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏足袋、人稀なりしに、今一統と成」(出典随筆・続飛鳥川(19C中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android