日本歴史地名大系 「夕日村」の解説 夕日村ゆうひむら 佐賀県:唐津市夕日村[現在地名]唐津市夕日背振(せふり)山地の丘陵の一つ、夕日山の南西の谷間の村落。村内には河川らしきものはなく、荒平溜池のほか大小の溜池が灌漑用として造成されている。慶長絵図に村名が記され、文化年中記録に畝数七町七段一畝一五歩半とある。かつて夕日山義宗(ぎそう)寺があったが、藩政初期までに廃寺となり、藩政中期に唐津城下木綿(きわた)町練屋市郎兵衛が堂を建てて千手観音を祀った(松浦拾風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報