外山卯三郎(読み)トヤマ ウサブロウ

20世紀日本人名事典 「外山卯三郎」の解説

外山 卯三郎
トヤマ ウサブロウ

昭和期の美術評論家,詩人,詩論家 造形美術協会理事長;元・武蔵野音楽大学教授。



生年
明治36(1903)年1月25日

没年
昭和55(1980)年3月21日

出生地
和歌山県日高郡南部

学歴〔年〕
北海道帝大予科卒,京都帝大文学部美学美術史学科〔昭和3年〕卒

経歴
在学中から詩壇で活躍、詩論も発表。「詩と詩論」同人。昭和4年芸術研究会を結成季刊誌「芸術学研究」を発行。美術評論活動をつづけ、13年美術工芸学院院長、21年(社)造形美術協会理事長となる。傍ら、28年女子美術大学講師、41年武蔵野音楽大学講師、44〜46年同教授を歴任著書に「詩の形態学的研究」「情念詩集」「詩学概論」「純粋詩歌論」、「ヤミ族の原始芸術」「徳川時代の洋風美術」(全3巻)「原始芸術論」「原始キリスト教の美術」「日本洋画史」(全4巻)、「ヨネ・ノグチ研究」(全2巻 編書)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「外山卯三郎」の解説

外山卯三郎 とやま-うさぶろう

1903-1980 昭和時代の美術評論家,詩人。
明治36年1月25日生まれ。昭和4年芸術研究会を組織し,「芸術学研究」を刊行。一九三○年協会にもくわわる。21年造形美術協会理事長。女子美大講師,武蔵野音大教授をつとめた。昭和55年3月21日死去。77歳。和歌山県出身。京都帝大卒。著作に「詩学概論」「日本洋画史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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