多故(読み)たこ

精選版 日本国語大辞典 「多故」の意味・読み・例文・類語

た‐こ【多故】

  1. 〘 名詞 〙 むずかしい事件の多いこと。困難の多いこと。多事。多難。
    1. [初出の実例]「由迂途之阻、雨雪之妨加以世事多故焉爾」(出典:古学先生文集(17C後頃)六)
    2. [その他の文献]〔国語‐鄭語〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「多故」の読み・字形・画数・意味

【多故】たこ

多難多事。〔史記、陳丞相世家論賛〕呂后の時にんで、事多故なり。然れども(陳)(つひ)に自らし、宗を定め、榮名を以てへ、賢相せらる。豈に始めを善くしりを善くする(ゆえ)ならずや。

字通「多」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android