デジタル大辞泉 「多事」の意味・読み・例文・類語 た‐じ【多事】 [名・形動]1 仕事や用事などが多く、忙しいこと。また、そのさま。「多事な生活」「多事多端」2 事件や災難などが多く、世間の騒がしいこと。また、そのさま。「多事多難」「口に云い尽せない―な一年の月日が横たわっているのを」〈宮本・伸子〉[類語]多忙・多用・繁忙・繁多・繁用・忙殺・忙しい・東奔西走・てんてこ舞い・せわしい・せわしない・気ぜわしい・あわただしい・目まぐるしい・繁劇・怱忙そうぼう・倥偬こうそう・怱怱そうそう・席の暖まる暇いとまもない・猫の手も借りたい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「多事」の意味・読み・例文・類語 た‐じ【多事】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① しなければならないことが多くて忙しいこと。仕事が多いこと。また、そのさま。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「ことの外物忩多事なる心があるぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)[その他の文献]〔荘子‐天地〕② 多くの事変があること。事件が多く世間が穏やかでないこと。「多事多難」[初出の実例]「無事の世界を変じて多事の域と為し」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)[その他の文献]〔史記‐秦始皇本紀賛〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「多事」の読み・字形・画数・意味 【多事】たじ 面倒が多い。〔荘子、天地〕堯曰く、男子多ければ則ち懼れ多く、富めば則ち事多く、壽なれば則ち辱(はぢ)多し。字通「多」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報