多罪(読み)たざい

精選版 日本国語大辞典 「多罪」の意味・読み・例文・類語

た‐ざい【多罪】

〘名〙
① 罪のおおいこと。
私聚百因縁集(1257)五「酒肉を好み魚鳥等を殺さ令む。多罪(タザイ)の故に叫喚地獄に随す」 〔書経多方
手紙文などで、過失または無礼をわびるのに用いる語。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四「幕府従前の過失を自反仕候得ば多罪(タザイ)の至りに奉存候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「多罪」の意味・読み・例文・類語

た‐ざい【多罪】

罪の多いこと。
手紙などで、無礼や過失をわびるのに用いる語。「乱筆多罪

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