日本歴史地名大系 「多門院村」の解説 多門院村たもんいんむら 京都府:舞鶴市池之内地区多門院村[現在地名]舞鶴市字多門院祖母(そぼ)谷の最奥に位置するが、山村的色彩は少なく純農村である。集落は祖母谷川沿いに散在し、荒倉(あらくら)・多門(たもん)・材木(ざいき)・黒部(くろべ)などにある。北東へは山路で鹿原(かはら)村、若狭の六路谷(ろくろたん)・横田地(よこたじ)(現福井県大飯郡高浜町)へ通じる。慶長検地郷村帳に高二九二・三七石「多門院村」とみえ、「多門院村之内黒符、荒倉」との付記がある。土目録でも高は変化せず、内訳は田方二五一石余、畑方四一石余で、運上として奉書運上銀二六匁三分三厘、端折紙九束などが記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by