夜山(読み)よやま

精選版 日本国語大辞典 「夜山」の意味・読み・例文・類語

よ‐やま【夜山】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夜の山。
    1. [初出の実例]「湯の宿のともし見え来し安まりにふりかへり見つ夜山(ヨヤマ)八重山」(出典:川のほとり(1925)〈古泉千樫〉信濃巖温泉)
  3. 夜、山中で仕事をすること。夜間の山仕事や狩猟などをいう。
    1. [初出の実例]「夜山仕舞て戻りがけ是の親父が殺されてゐられた故」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)六)
  4. 夜、山登りをすること。特に、夜、盆山(ぼんやま)をすること。
    1. [初出の実例]「よ山でぼんをすっぱりと、きりはらったる、おさめだち」(出典:清元・山帰強桔梗(山がへり)(1823))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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