出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…石を盆に載せ,その周辺に砂で風景を描く芸道。広くは盆石と呼ばれ,盆山ともいわれる。江戸時代に流行し,座敷飾の一つとして一般化した。…
…江戸時代中期以降には盆石は文人趣味の一つとして流行し,清原流,竹屋流,相阿弥流,細川流など多数の流派を生んだ。また伝書も種々あらわれ,《蒹葭堂盆石志》《盆山秘言》などが読まれている。盆石は中国の仮山と同じく,本来石だけを盆に据えて鑑賞するものであったが,後には盆山,盆景,盆画,盆庭などと呼ばれる縮景の遊びも含むようになった。…
※「盆山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」