夢想開(読み)むそうびらき

精選版 日本国語大辞典 「夢想開」の意味・読み・例文・類語

むそう‐びらき ムサウ‥【夢想開】

〘名〙
神仏による夢のお告げを皆に披露すること。また、その催し。
御伽草子・さよひめ(室町時代小説集所収)(室町末)「御むそうひらきを、せんやとて、さんかひのちんぶつ、こくどのくゎしを、ととのへ、七日七やの、さかもりなり」
連歌俳諧で、夢の中で神仏の暗示を得てできた句を発句として、連歌・連句を行なうこと。
梅津政景日記‐元和二年(1616)一二月一九日「須田八兵へ所にて夢想開有」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android