(読み)おびたたし

精選版 日本国語大辞典 「夥」の意味・読み・例文・類語

おびたたし【夥】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙おびただしい(夥)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「夥」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] カ(クヮ)
[字訓] おおい・おびただしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は果(か)。〔説文七上に「齊にて多きを謂ひてと爲す」とするが、〔漢書、陳渉伝〕には「楚人多きを謂ひて夥と爲す」とする。〔方言、一〕に「そ物の多なる、之れを寇(こう)と謂ふ」とし、夥を「齊・宋の郊、楚・魏の際」の語であるという。

[訓義]
1. おおい、おびただしい。

[古辞書の訓]
名義抄〕夥 オホシ

[熟語]
夥頤夥居夥計・夥夥多夥長夥党夥盗夥煩夥繁
[下接語]
衆夥・叢夥・稠夥・夥・繁夥・分夥・豊夥

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android